微生物

ジャーナルクラブ

微生物検査の10個のクリニカルパール

今日は、最近発表された「Ten Clinical Pearls in Microbiology: How Effective Collaboration Optimizes Patient Care (Am J Med 2024)」という論...
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WHOがエムポックス(サル痘)について国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を再宣言(2024/8/14)

ポイント WHO事務局長のテドロス博士が、コンゴ民主共和国(DRC)とアフリカの複数国でのエムポックスの急増を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言しました。 新しいクレード(系統)のエムポックスが出現し、DRC東部...
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オロプーシェ熱(Oropouche fever):新興感染症の脅威と最新知見

はじめに 近年、南米を中心に新たな感染症の脅威が浮上しています。2015-16年のジカウイルス流行、そして繰り返すチクングニア熱やデング熱の流行に続き、現在注目されているのが「Oropouche fever オロプーシェ熱」です。本稿では、...
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国内で劇症型A群β溶血性連鎖球菌が急増中!知っておくべきこと

ここ半年で、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の症例が急増しているのをご存知ですか?今回は、この重要な感染症のトレンドについて、2024年6月の国立感染症研究所の報告()をもとにわかりやすく解説していきます。 STSSの急増! 202...
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梅毒血清反応検査の解釈 完全ガイド

梅毒はトレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)というスピロヘータによってひき起こされる性感染症です。この病気は長い歴史を持ち、古くから様々な社会的影響を及ぼしてきました。しかし、現代においても診断の難しさが依然として課...
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2023年に発表された必読!の感染症分野の論文(@ESCMID Global 2024)

以前、米国感染症学会が発刊する雑誌における注目の論文()をご紹介しましたが、今回は2024年バルセロナで開催された欧州臨床微生物感染症学会(ESCMID Global 2024)の中のセッションで、Year in Infectious Di...
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腸球菌(Enterococcus sp)にダプトマイシンを使う際の注意点

以前、腸球菌の持続菌血症に関する文献をご紹介しました.。() そこでも触れましたが、腸球菌に対する治療は、薬剤感受性試験の結果に従ってアンピシリンもしくはバンコマイシンを使用することが一般的かなと思います。またEnterococcus fa...
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2024年WHOが警告!新たな耐性菌リストを発表

世界保健機構(WHO)は、“Bacterial Priority Pathogen List (BPPL) 2024”薬剤耐性をもつ危険な細菌のリストを更新しました。 このリストは、現在問題となっている抗菌薬耐性菌(AMR)の蔓延を阻止する...
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CLSIのドキュメントを無料で見る方法

CLSIとは 2023年7月9日Ver1, 2024年5月29日Ver2 4のメールアドレス入力を改訂 CLSIとは、微生物検査室にて行われる抗菌薬の薬剤感受性検査の基準(いわゆるS、I、R)を定めている米国の機関です。正式名称は、"Cli...