感染症 2024年マイコプラズマ肺炎の最新の動向と臨床的な対応 はじめに - 現在の流行状況 2024年、日本でマイコプラズマ肺炎は現行の調査手法となった1999年以降で最多の報告数を記録しています。COVID-19パンデミック後の初めての大規模流行として、医療現場での適切な対応が求められています 疫学... 2024.10.28 感染症
感染症 知っておくべき水曝露後の皮膚軟部組織感染症 皮膚軟部組織感染症は、原因は多岐に渡りますが、水曝露後に発生することがあり、適切な評価と管理が重要です。この記事では、曝露後の軟部組織感染症の主要な側面について概説します。 水といってもさまざまなものがあります。 淡水(池や湖) 流れる淡水... 2024.10.27 感染症
感染症 点鼻インフルエンザワクチン(フルミスト®)の導入と使用に関する注意点 これまでインフルエンザワクチンは注射タイプの不活化ワクチンだけでしたが、2024年シーズンより点鼻タイプのインフルエンザワクチン(LAIV: Live Attenuated Influenza Vaccine)の使用が可能になりました。注射... 2024.10.03 感染症
ジャーナルクラブ 妊娠中のエムポックス感染:最新の知見と課題 先日WHOがエムポックスについて、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)宣言をしたことをお伝えしました()。 エムポックスの世界的な感染拡大が続く中、妊婦や授乳中の女性における感染リスクが新たな懸念事項として浮上しています。2... 2024.08.29 ジャーナルクラブ感染症
微生物 WHOがエムポックス(サル痘)について国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を再宣言(2024/8/14) ポイント WHO事務局長のテドロス博士が、コンゴ民主共和国(DRC)とアフリカの複数国でのエムポックスの急増を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言しました。 新しいクレード(系統)のエムポックスが出現し、DRC東部... 2024.08.16 微生物感染症
微生物 国内で劇症型A群β溶血性連鎖球菌が急増中!知っておくべきこと ここ半年で、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の症例が急増しているのをご存知ですか?今回は、この重要な感染症のトレンドについて、2024年6月の国立感染症研究所の報告()をもとにわかりやすく解説していきます。 STSSの急増! 202... 2024.08.10 微生物感染症
感染症 日本における梅毒の治療 前回梅毒の血液検査の結果の解釈についてまとめました()。 今回は梅毒の治療について書いてみたいと思います(神経梅毒の治療については触れません)。また日本における梅毒治療の経緯についても触れてみたいと思います。 梅毒の治療(神経梅毒は除く)は... 2024.07.08 感染症抗菌薬
微生物 梅毒血清反応検査の解釈 完全ガイド 梅毒はトレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)というスピロヘータによってひき起こされる性感染症です。この病気は長い歴史を持ち、古くから様々な社会的影響を及ぼしてきました。しかし、現代においても診断の難しさが依然として課... 2024.06.30 微生物感染症
ジャーナルクラブ 2023年に発表された必読!の感染症分野の論文(@ESCMID Global 2024) 以前、米国感染症学会が発刊する雑誌における注目の論文()をご紹介しましたが、今回は2024年バルセロナで開催された欧州臨床微生物感染症学会(ESCMID Global 2024)の中のセッションで、Year in Infectious Di... 2024.06.16 ジャーナルクラブ微生物感染症抗菌薬
微生物 腸球菌(Enterococcus sp)にダプトマイシンを使う際の注意点 以前、腸球菌の持続菌血症に関する文献をご紹介しました.。() そこでも触れましたが、腸球菌に対する治療は、薬剤感受性試験の結果に従ってアンピシリンもしくはバンコマイシンを使用することが一般的かなと思います。またEnterococcus fa... 2024.05.29 微生物感染症抗菌薬