微生物 WHOがエムポックス(サル痘)について国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を再宣言(2024/8/14) ポイントWHO事務局長のテドロス博士が、コンゴ民主共和国(DRC)とアフリカの複数国でのエムポックスの急増を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言しました。 新しいクレード(系統)のエムポックスが出現し、DRC東部で... 2024.08.16 微生物感染症
微生物 国内で劇症型A群β溶血性連鎖球菌が急増中!知っておくべきこと ここ半年で、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の症例が急増しているのをご存知ですか?今回は、この重要な感染症のトレンドについて、2024年6月の国立感染症研究所の報告()をもとにわかりやすく解説していきます。STSSの急増!2024年... 2024.08.10 微生物感染症
感染症 日本における梅毒の治療 前回梅毒の血液検査の結果の解釈についてまとめました()。今回は梅毒の治療について書いてみたいと思います(神経梅毒の治療については触れません)。また日本における梅毒治療の経緯についても触れてみたいと思います。梅毒の治療(神経梅毒は除く)は下記... 2024.07.08 感染症抗菌薬
微生物 梅毒血清反応検査の解釈 完全ガイド 梅毒はトレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)というスピロヘータによってひき起こされる性感染症です。この病気は長い歴史を持ち、古くから様々な社会的影響を及ぼしてきました。しかし、現代においても診断の難しさが依然として課... 2024.06.30 微生物感染症
ジャーナルクラブ 2023年に発表された必読!の感染症分野の論文(@ESCMID Global 2024) 以前、米国感染症学会が発刊する雑誌における注目の論文()をご紹介しましたが、今回は2024年バルセロナで開催された欧州臨床微生物感染症学会(ESCMID Global 2024)の中のセッションで、Year in Infectious Di... 2024.06.16 ジャーナルクラブ微生物感染症抗菌薬
微生物 腸球菌(Enterococcus sp)にダプトマイシンを使う際の注意点 以前、腸球菌の持続菌血症に関する文献をご紹介しました.。()そこでも触れましたが、腸球菌に対する治療は、薬剤感受性試験の結果に従ってアンピシリンもしくはバンコマイシンを使用することが一般的かなと思います。またEnterococcus fae... 2024.05.29 微生物感染症抗菌薬
微生物 2024年WHOが警告!新たな耐性菌リストを発表 世界保健機構(WHO)は、“Bacterial Priority Pathogen List (BPPL) 2024”薬剤耐性をもつ危険な細菌のリストを更新しました。このリストは、現在問題となっている抗菌薬耐性菌(AMR)の蔓延を阻止するた... 2024.05.19 微生物感染症
感染症 コモンディジーズとしての感染症アップデート 年度替わりで職場を変わられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。先月2022年度の医師数統計が公表されました。全国の医師数は34万3,275人で、前回調査(2020年)に比べ1.1%増加しているようです。医療施設に従事する人口10万対医師... 2024.04.06 感染症
感染症 成人における麻疹(はしか)の注意喚起:見過ごされがちなリスクとその対策 2024年3月12日に東京都内で海外渡航歴のある幼児の麻疹の感染が報告されました。その後、国内で相次いで麻疹が報告されており、感染された方は麻疹患者と同じ飛行機や新幹線に乗っていたと報道され、皆さんの関心が集まっている感染症の一つとなってい... 2024.03.23 感染症
ジャーナルクラブ 2023年米国感染症学会(IDSA)が注目した15個の論文 皆さん去年(2023年)一番印象深かった感染症に関連する論文は何だったでしょうか?一つも論文読んでなくても大丈夫です。この記事を読めば何が話題になっていたかがわかります!米国感染症学会(IDSA: Infectious Diseases S... 2024.01.14 ジャーナルクラブ感染症