感染症 点鼻インフルエンザワクチン(フルミスト®)の導入と使用に関する注意点 これまでインフルエンザワクチンは注射タイプの不活化ワクチンだけでしたが、2024年シーズンより点鼻タイプのインフルエンザワクチン(LAIV: Live Attenuated Influenza Vaccine)の使用が可能になりました。注射... 2024.10.03 感染症
ジャーナルクラブ 抗菌薬の皮下投与の最新エビデンス 今回は、抗菌薬の皮下投与に関するレビューをまとめてみたいと思います。参考文献は、2022年Journal of Antimicrobial Chemotherapyに掲載された「Subcutaneously administered ant... 2024.09.23 ジャーナルクラブ抗菌薬
ジャーナルクラブ 微生物検査の10個のクリニカルパール 今日は、最近発表された「Ten Clinical Pearls in Microbiology: How Effective Collaboration Optimizes Patient Care (Am J Med 2024)」という論... 2024.09.22 ジャーナルクラブ微生物
ジャーナルクラブ 妊娠中のエムポックス感染:最新の知見と課題 先日WHOがエムポックスについて、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)宣言をしたことをお伝えしました()。エムポックスの世界的な感染拡大が続く中、妊婦や授乳中の女性における感染リスクが新たな懸念事項として浮上しています。20... 2024.08.29 ジャーナルクラブ感染症
ジャーナルクラブ ドキシサイクリンによる性感染症予防(Doxy PEP):最新エビデンス-メタ解析2024 近年、性感染症(STI)の予防法として、ドキシサイクリンの曝露後予防(PEP)が注目を集めています(ただし日本では2024年8月現在保険適応ではないことに注意)。特にMSM(男性間性交渉者)やトランスジェンダー女性において、その有効性が複数... 2024.08.18 ジャーナルクラブ抗菌薬
微生物 WHOがエムポックス(サル痘)について国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を再宣言(2024/8/14) ポイントWHO事務局長のテドロス博士が、コンゴ民主共和国(DRC)とアフリカの複数国でのエムポックスの急増を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言しました。 新しいクレード(系統)のエムポックスが出現し、DRC東部で... 2024.08.16 微生物感染症
微生物 オロプーシェ熱(Oropouche fever):新興感染症の脅威と最新知見 はじめに近年、南米を中心に新たな感染症の脅威が浮上しています。2015-16年のジカウイルス流行、そして繰り返すチクングニア熱やデング熱の流行に続き、現在注目されているのが「Oropouche fever オロプーシェ熱」です。本稿では、こ... 2024.08.12 微生物
抗菌薬 臓器移行性を考慮した抗菌薬の選択—(2)前立腺感染症 以前、感染症の臓器移行性について書きました。臓器移行性を考慮した抗菌薬の選択ー(1)中枢神経感染症()今回は前立腺移行性について解説していきます。前立腺感染症前立腺の感染症、特に急性細菌性前立腺炎は重篤な状態に発展する可能性がある疾患です。... 2024.08.11 抗菌薬
微生物 国内で劇症型A群β溶血性連鎖球菌が急増中!知っておくべきこと ここ半年で、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の症例が急増しているのをご存知ですか?今回は、この重要な感染症のトレンドについて、2024年6月の国立感染症研究所の報告()をもとにわかりやすく解説していきます。STSSの急増!2024年... 2024.08.10 微生物感染症
感染症 日本における梅毒の治療 前回梅毒の血液検査の結果の解釈についてまとめました()。今回は梅毒の治療について書いてみたいと思います(神経梅毒の治療については触れません)。また日本における梅毒治療の経緯についても触れてみたいと思います。梅毒の治療(神経梅毒は除く)は下記... 2024.07.08 感染症抗菌薬