ジャーナルクラブ

2023年米国感染症学会(IDSA)が注目した15個の論文

皆さん去年(2023年)一番印象深かった感染症に関連する論文は何だったでしょうか? 一つも論文読んでなくても大丈夫です。この記事を読めば何が話題になっていたかがわかります! 米国感染症学会(IDSA: Infectious Diseases...
ジャーナルクラブ

いつ血液培養を採取しますか?どのような時に血液培養をフォローしますか?

感染症診療において血液培養はとても重要な検査の一つであることは言うまでもありませんね。 血液培養のガイダンス*には、適切なセット数や血液の採取量については記載されていますが、どのような患者で血液培養を採取すべきか具体的な記載はされていません...
感染症

感染性心内膜炎の診断基準 2023 Duke-ISCVID

感染性心内膜炎は、診断・治療ともにとても難しい感染症の一つですね。特に感染臓器が心内膜であるために病初期は非特異的な症状しか出ませんが、進行すると全身多臓器におよぶため、どのタイミングでどの診療科を受診するかによっても診断精度が変わってきま...
ジャーナルクラブ

腸球菌の持続菌血症 State-of-the-Art Review

米国感染症学会のフラッグシップジャーナルであるClinical Infectious Diseases(通称: CID)中でState-of-the-Art reviewというコーナーがあります(今年の9月くらいからできた?)。これは臨床上...
感染症

AmpCβラクタマーゼについて

臨床現場でしばしば遭遇するAmpC。よく聞くけれどよくわからない、うまく説明できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はこのAmpCについて解説します。 AmpCに関する臨床上のポイントは、 "Enterobacter属菌、K...
ジャーナルクラブ

黄色ブドウ球菌菌血症に対する世界の医師の考え方

黄色ブドウ球菌菌血症(SAB: Staphylococcus aureus bacteremia)は、致死率が高いことや合併症を起こすことがよく知られています。しかしこのSABに対して他の医師がどのようにアプローチしているのかちょっと気にな...
論文作成お役立ち

最新医学論文のキュレーションサイト

医学系の情報は次から次に新しい情報が出てくるのでキャッチアップするのが年々大変になっています。しかも新しい情報として出てくる論文が玉石混合でどれが読むに値する論文なのか判別するのも一苦労です(いやいや、一つの文献をきっちり読み込むのも大変で...
論文作成お役立ち

論文投稿用の画像を300dpiに簡単に変換する方法

初めて論文を投稿する際に、Clinical imageやCase reportにチャレンジする方が多いかと思います。その際に撮影した画像を準備する必要がありますが、実際に論文を投稿する際に、投稿規定に画像を300dpi以上にしてくださいと表...
ジャーナルクラブ

黄色ブドウ球菌菌血症の際に行うべき5つのこと

黄色ブドウ球菌菌血症(Staphylococcus aureus bacteremia: SAB)は日常診療で遭遇する機会は多く、致死率も約25%と高い疾患です。またMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症に関するガイドラインはあるも...
感染症

ステロイド投与が有用とされる感染症14疾患+α

急性の炎症性疾患や自己免疫疾患などの治療薬として用いられるステロイドは、感染症のリスク(特に細胞性免疫低下に関連した感染症)を高めることが知られています。一方で、2020年以降世界的パンデミックとなったCOVID-19ではステロイドが治療薬...