年度替わりで職場を変わられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先月2022年度の医師数統計が公表されました。
全国の医師数は34万3,275人で、前回調査(2020年)に比べ1.1%増加しているようです。医療施設に従事する人口10万対医師数が多いトップ3は、徳島県(335.7人)、高知県(335.2人)、京都府(334.3人)で、少ないトップ3は、埼玉県(180.2人)、茨城県(202.0人)、千葉県(209.2人)でした。
医療施設に従事する医師は32万7,4444人ですが、感染症科に従事するのはわずか615人(0.2%)でした。こんなに少なければ、COVID-19のパンデミックの時は大変だったのもしょうがないですね・・・。Dr. MONとしては、感染症専門家とならなくても若手の先生や各診療科で感染症を勉強してくれる人たちが増えるように活動していきたいと思っています。
さて、医学書や医学雑誌などの類は年々を読む機会が減ってくるというのも私だけではないと思いますが、今日はある程度経験年数がたった医療者の方が感染症の知識をアップデートするのにちょうど良い雑誌を見つけましたのでご紹介したいと思います。
どこでもみれる? コモンディジーズとしての感染症アップデート medicina(メディチーナ) 2024年3月号特集 https://amzn.to/4cX8bqG
内容としては
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・新規感染症薬(イミペネム・レレバクタム、イサブコナゾール、フィダキソマイシン)
・コモンディジーズのアップデート(市中肺炎、尿路感染症、皮膚軟部組織感染症、カテーテル関連血流感染症)
・ガイドラインのアップデート
・ワクチンアップデート
・生物学的製剤や免疫チェックポイント阻害薬と感染症
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など各感染症領域のアップデートがされていて分量もちょうどよくコンパクトにまとまっていますので、オススメです。
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